モンドセレクション申請代行会社
徹底比較!!
モンドセレクションは例年、全世界から約3,000~3,500品目もの製品が登録され、審査されています。
その中でも約50%超の製品が日本から登録されているといわれています。
※詳しくは、モンドセレクションはなぜ日本で普及したのか?をご参照ください。
上記だけ見ると、そんな多い中で審査をしっかり行っているのか?という疑問も生まれるかと思いますが、モンドセレクションは大きな組織体で管理は本部で対応し、審査のタイミング(例年2月~4月)の間のみ各国から専門化や研究員、研究室と協力し、多数の商品を確実に審査が出来る体制が整っています。かつ、モンドセレクションは相対評価ではなく、絶対評価となるため毎年申請を行っている製品で、金賞や最高金賞を獲得していても、翌年ランクダウンをするケースも少なくはありません。
そもそもモンドセレクションって何?
1961年1月1日にベルギーのブリュッセルにて「Europe-selection」という名称で商業登録をされたとのことです。
当初の目的は、モンドセレクション公式サイトによると、化学的ならびに細菌学的分析や、官能検査、食品などをはじめ、繊維や治金製品、鉄鋼までも品評目的とされていたそうです。
1980年には、ジョルジュ・ドゥ・ブルアン氏を新たな会長に迎え入れ、副会長にピエール・ヴァン・リエ氏が就任。技術者や科学者等様々な専門家とタッグを組み、常設の組織委員会を設け、検査機関や研究機関と提携し、品評会の公平性をより高いものにしていきます。
1981年には、全世界から1,300社以上の企業から、約6,800製品もの品評を依頼されるまで成長致しました。
モンドセレクションはその後も、世界各国の製品を品評する機関へと成長し、食品、スピリッツ、飲料水、ダイエット&健康製品、化粧品などの認証に長年の専門知識を活かし、活動を続けています。
モンドセレクション受賞すると何がメリットあるの?
モンドセレクションは、製品の品評を4つのメダルで表現しています。
■ GRAND GOLD(最高金賞) 90点以上
■ GOLD(金賞) 80点以上
■ SILVER(銀賞) 70点以上
■ BRONZE(銅賞) 60点以上
この4つの中でいずれかの賞を受賞することにより、その受賞メダルのロゴデータを製品パッケージや、販促に使用することが出来るのです。
主に提供される販促物は以下の通りです。
- ロゴデータ(jpg,pdf,aiデータ)
- 結果シート
- 販促用のvideo
- 商品画像と背景のついたイメージ写真
- 賞状データ
- 賞状データとメダル
モンドセレクションの気になる審査基準
モンドセレクションは、正直胡散臭いです。
私たちもこうやって調べるまでは、横目で見てしまっていました。
でも調べていくうちに、「ちょ待てよ。」とキムタク風に言いたくなるくらい、ちゃんとした組織ではないかと思い始めたわけです。
今回、調査を進めるに際して、色々な方にお話を聞いたところモンドセレクションに申請を行ったことがある企業は、モンドセレクションに対して厳しい基準が設けられているぜ!という印象を持たれているそうです。
実際に、モンドセレクションの審査は、各国から約80名以上の専門家が各商品カテゴリ毎に招集され、かつ研究機関や検査機関など様々なパートナーと協力し審査を行っている模様。また、60年以上の経験と蓄積された独自のデータと、世界的な背景も考慮したうえで厳選な審査を行っているそうです。
モンドセレクションの申請方法はどうやって申請するの?
モンドセレクションを申請する方法は、大きく2通りあります。
- 自社で申請を行う。
- 申請代行会社に依頼を行い申請を行う。
自社で申請を行う場合の手順を簡単におまとめ。
- 申請に関する基本情報を公式サイトから登録
- 商品情報を公式サイトから登録
- 商品パッケージのデータを登録
- 商品サンプルをベルギーの指定住所へ送付
- 審査費用をモンドセレクションに支払い
この5点のみです。
なぁんだよ、そんなの自社でやっちまえるぜ!と考えた貴方。
モンドセレクションへの提出資料は、この資料を全部英文で提出しないといけないのです。
モンドセレクションは、全世界から専門家を招集するため、たぶんですけど英語に統一してるんですね。
じゃ、申請代行会社はいらないのでは??はて?
ここで代行会社の役割って?って疑問になると思うよね??
代行会社がなぜ必要か?
- そもそも英語(翻訳)が出来ない。
モンドセレクションに提出する資料は専門的な資料が多く、翻訳技術が求められる。
- モンドセレクション申請を長年行っている独自のノウハウがあるのでは?
実は今回の調査で分かったことがあります。モンドセレクションの申請代行会社は上記の資料以外にも提出している資料があるんですって!
商品の概要資料や日本国内で得た検査データやエビデンス等の提出をすることで製品品質の事前アプローチをしているとのこと!
- 商品サンプルの面倒な輸出作業や、送金対応も一括で対応している!?
代行会社は、審査料金の支払いも海外配送に必要なINVOICEの作成などもすべて代行費用の中で行っているようですね!
- 海外企業との対応に慣れているためトラブルになった際の対応が可能!
モンドセレクションの公認を受けているエージェントだからこそ、モンドセレクションからの信頼も厚く、何かあったときのトラブルシューティングなどにも強い印象もあるのでは?
など、色々代行会社に依頼するほうがメリットが大きい気がしますよね??
実際、自社で資料を作成する場合と、代行会社に依頼する場合の価格比較もしてみました。
項目 | 自社で申請を行う場合 | 代行会社で行う場合 |
---|---|---|
審査費用 | モンドセレクションの審査費用実費 | モンドセレクションの審査費用実費 |
申請書類作成 | 月給25万円のスタッフが対応 所要時間:約1ヵ月半(1日/3時間稼働) 時給:1,420円×3時間×90日 合計:383,400円 | 250,000円~400,000円 |
海外配送費用 | 化粧品サンプル4個配送:約15,000円 ※海外配送トラブルで返送になった際、 返送費用+再送費用で最大3回分の配送費用が発生(汗) | 申請代行費用に含む ※申請代行会社の中には、返送費用が別途発生する会社もあるそう。 その際も申請前によく確認しましょう。 |
海外送金費用 | 約2,000円~5,000円 (楽天銀行が安い!) | 申請代行費用に含む |
合計金額 | 約400,400円~ | 250,000円~400,000円 |
モンドセレクション公認エージェント一覧
エージェント名 | 公式HP | 専門業種 |
---|---|---|
株式会社ByThink | https://bythink.co.jp https://apply-monde.jp/ | Webマーケティング/コンサルティング会社 モンドセレクション代行事業 |
株式会社Foods R&D | https://mondesupport.com/ | モンドセレクション申請代行 |
一般社団法人IQGA | https://www.iqga.jp/ | モンドセレクション・WPA申請代行 |
一般社団法人日本代理店協会 | https://j-dma.org/ | 代理店協会 |
ジェットエイト株式会社 | https://jet8cargo.com/ | 物流会社 |
株式会社ライセンス・ジャパン | https://monde-shinsei.com/ | モンドセレクションエージェント業 ライセンス管理 |
ノルド・トレード・カウンセル | 無し | 不明 |
株式会社ソシア | https://socia-group.com/co/ | 製造・企画会社 |
株式会社トランスファクトリー | https://www.transfactory.net/ | 翻訳会社 |
上記9社が、モンドセレクション公式サイトに掲載されている公認のエージェント一覧となります。
申請代行会社の業種も様々で、専門で行っている会社は、
- 株式会社Foods R&D
- 一般社団法人IQGA
- 株式会社ライセンス・ジャパン
の3社のみとなります。
業種を見ても、申請代行会社の色というのは、出てきそうな印象ですね・・・。
申請に必要な要素は満たせるが、各エージェントによってさまざまなアプローチ手法やノウハウ、得意不得意があると思ってますが、総合的に結果どの会社が優れているのか?を検証してみたいと思います!
モンドセレクション代行会社比較一覧
※こちらは独自の調査により、比較を行ったものです。
7つの項目をベースに、◎・・・10点、○・・・8点、△・・・5点、×・・・3点のポイント設定を行い、70点満点での評価を行っております。
企業名 |
株式会社ByThink
|
株式会社 Foods R&D |
一般社団法人IQGA | 一般社団法人日本代理店協会 | ジェットエイト株式会社 | 株式会社ライセンス・ジャパン | 株式会社トランスファクトリー |
所在地 | 東京都中央区銀座 | 東京都豊島区東池袋 | 大分県宇佐市 | 東京都世田谷区三軒茶屋 | 東京都中央区日本橋浜町 | 大阪府大阪市西区 | 東京都中央区日本橋 |
代行費用 | ○ | ◎ | ○ | △ | △ | ○ | ◎ |
翻訳レベル | ◎ | ○ | △ | △ | ○ | ○ | ◎ |
リスク管理 | ◎ | ○ | △ | △ | △ | △ | △ |
受賞後サポート | ○ | ○ | △ | △ | △ | △ | △ |
資料作成力 | ◎ | ○ | △ | △ | △ | △ | △ |
対応スピード | ◎ | ○ | △ | ○ | × | × | ○ |
対応の丁寧さ | ◎ | △ | ○ | △ | ○ | △ | △ |
総合評価 | 66点 | 55点 | 41点 | 38点 | 33点 | 39点 | 48点 |
第一位:株式会社ByThink(66点)
第一位に輝いたのは、東京都中央区銀座に本社を構える、株式会社ByThinkとなりました。
株式会社ByThinkは、WebやECのマーケティングの事業と、モンドセレクションの事業を行っている会社です。
上記の申請代行のサポート力の中でもすべてにおいて非常に優れている印象でした。
代行費用は他社と比べ、決して安くはないですが、早期申請の割引や複数商品の割引、最安値保証なども行っているようですので、費用面に関してはHPに記載をしている通りではないようです。
金賞以上のメダル獲得率も高い印象で、累計約3,000商品以上の申請実績があるそうです。
お勧め理由としては、WebやECのコンサルティング、マーケティングを行っていることから、商品に非常に詳しいこと!専門性を用いて対応できるのは、食品カテゴリに特化している株式会社Foods R&Dがありますが、食品の知見も多く、大手企業様の申請も多く実施をしている様子です。また、翻訳家につてもネイティブ翻訳かつ専門性あるスタッフが対応しているとのこと。対応能力も非常に高く、今回第一位となりました。
第二位:株式会社FOODS R&D(55点)
株式会社FOODS R&Dは、モンドセレクション申請代行事業を専業とし、かつ食品に特化しているエージェントです。モンドセレクションの申請代行としては老舗企業にあたります。そのため、モンドセレクションとの事務局の関係は非常に良い印象もあります。
また、FOODS R&Dは、モンドセレクションの金賞や最高金賞を狙うため、商品企画やパッケージからコンサルティングを行うサービスも展開しています。また、食品に特化していることから検査機関の紹介や必要な資料なども熟知している印象もあり、食品で申請を検討されている企業様がいらっしゃればご検討余地もあるかもしれません。
化粧品や、健康食品・ダイエット製品については受付をしていません。
メディア掲載、テレビ取材なども多く、モンドセレクション認知活動としては非常に精力的に活動されています!
第三位:株式会社トランスファクトリー(48点)
第三位に選定させていただいたのが、株式会社トランスファクトリーです。
トランスファクトリーは、翻訳会社としてモンドセレクションの代行事業やITQIの代行も行っています。翻訳業が忙しい時は対応速度も遅いのでしょうか・・。連絡がなかなか来ないときも節々感じられます。基本的に対応速度は速い企業ですので、安心と信頼はできる企業だと思います。
翻訳会社ということもあり、翻訳レベルはさすがといったところです。
但し、やはり懸念点としては化粧品や健康食品などの申請にはある程度の専門性が必要なため、商品を理解して本当に翻訳してくれているのか?という部分では不安が残るのは事実です。
モンドセレクションの申請代行としても長年の経験と実績がありますので、一度お問い合わせしてみてもいいのでは?
第四位:一般社団法人IQGA(41点)
大分で活動する、W.P.A出品申請代行とモンドセレクションの申請代行を行っている会社です。
地域密着型で申請を行っているイメージなのですが、費用面、対応の丁寧さでは好印象です。
大分という人件費が安い点も好影響がある印象ですが、W.P.A出品という良く分からない賞も取り扱っています。
第五位:株式会社ライセンス・ジャパン(39点)
株式会社ライセンス・ジャパンも、モンドセレクション申請代行事業をメインとして活動しており、代行会社の中でも老舗のエージェントとなります。モンドファンナビというサイトもライセンス・ジャパンが運営しています。
こちらの会社も翻訳事業も行っていることから翻訳レベルは高い印象です。
しかし、担当の対応自体が悪い際があり、少し低評価をさせていただきました。アフターフォローなども少しお金が発生する等、不透明な部分も多くあり、少し評価を下げさせていただいてます。
いかがでしたでしょうか?
モンドセレクションの申請といっても、商品申請を行うからには高品位の受賞をしたいものです。
安いからという理由で自社や代行会社の選定をしているケースも多く、中には昨今、受賞を逃してしまうというケースもよく耳にします。
もちろん、製品の大切な情報やコンプライアンス情報を代行業者に預けるわけですから信頼できるパートナーを見つけることは非常に重要なのではないでしょうか?
是非ご参考いただけると幸いです。