モンドセレクションラボは、モンドセレクションに関わる総合情報サイトです。最新情報や申請方法等、不明点が御座いましたらお気軽にお問い合わせください。※代行会社ではございませんのでご注意ください。

モンドセレクションはなぜ日本で普及したのか?

モンドセレクションは、日本でもよく耳にする言葉として認識されてきたのではないでしょうか?

モンドセレクションは約60年間の歴史があり、その年月の間では、日本の製品が多く品評会に申請を行ってきていることがわかっています。

ではなぜ、日本の製品がここまでモンドセレクションに申請を行うのか著者なりに考えてみました。

そもそもモンドセレクションって何?

モンドセレクションは、1961年にベルギーで設立され世界的に有名な品質評価機関であり、製品の品質や優れた味、デザイン、安全性などを評価することで知られています。

品評カテゴリとしては、食品、ビール、スピリッツ・アルコール、水・飲料・ソフトドリンク、化粧品、健康製品・ダイエット製品などが対象となっています。

モンドセレクション公式サイト(日本語)

受賞すると得られるもの

モンドセレクション(最高金賞・金賞・銀賞・銅賞)メダル|2023年度

モンドセレクションは、年一回の申請のタイミングがあります。
申請期間は、例年9月1日~11月15日となり、その期間に申請書類とサンプルを提出します。
結果発表は、翌年の4月頃といわれています。

受賞した製品には、ロゴマークの授与が行われ、そのロゴを商品パッケージや、販促品に使用をすることが出来ます。ロゴマークの使用期限は3年間です。

モンドセレクションのロゴは一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?

モンドセレクションに申請を行い、こちらのロゴマークを販促で使用することにより、企業は第三者機関から認められたお墨付きの商品ですというアピールが出来るわけです。

少し思い浮かべてみてください。
確かに空港でお土産に悩まれている方からすると、モンドセレクション受賞というアテンションも入り、興味喚起はしやすくなるのは無意識的にあるのではないでしょうか?

あの有名企業のテレビコマーシャル

現在では、有効期限の問題で動画は削除されていると思いますが、あの有名なビールメーカー「ASAHI(アサヒビール)」も過去モンドセレクションの金賞を3年連続受賞し、テレビコマーシャルでも使用していましたね。

アサヒスーパードライ
アサヒスーパードライ公式サイト

モンドセレクションという、日本国内でまだ認知少ない状況下の中で、テレビコマーシャルにアサヒビールのような大手の企業が告知を行うことで、モンドセレクションの価値は大きく飛躍した可能性もあるのではないかと思っています。

日本人は価値あるものや、第三者の信憑性、テレビというマスメディアへの信頼度も高い国民性であることから、このテレビコマーシャルによって日本国内での食品カテゴリにおける、日本からの申請数は増えたのではないでしょうか?

もともと日本からモンドセレクションの申請は多かった!?

大阪のローカルテレビ「朝生ワイド す・またん!Zip!」のとれたてリサーチで、モンドセレクションの特集を行っているのをたまたま発見しました。

【モンドセレクション】どこで誰が決めている?/とれたてリサーチ

モンドセレクションには、日本国内に公認のエージェントを置いているのですね。

モンドセレクションの公認エージェントとして活動している、株式会社ByThinkの代表である岸本氏がユーザーの質問に答える中で、以下のような回答をしています。

モンドセレクション創業の1961年時点で、すでに日本製品は、全体申請数の30%以上の登録があった。

2023年度においては、世界各国3,000商品で日本製品の登録は約50%の申請がある。

と回答されています。

日本は品質に対する厳格な基準を持っている印象もありますし、消費者は高品質な製品を求める傾向があるため、モンドセレクションの評価を受けた製品は、その品質の信頼性が高まり、日本市場での競争力を持つことが出来ることをメリットに申請される商品が多くなったのではないでしょうか?

ネット通販の普及も申請を後押し?

巷でよく耳にするようになった、D2Cや、楽天、Amazon等のオンラインストアの普及により、モンドセレクションの需要も多くなったのは背景にあるのでは?と考えています。

Amazonや楽天などのインターネットショッピングモール等、同様の製品で多くの競合商品が販売され、その中でいかに優位性をもった商品を開発できるかを企業は努力を続けています。

しかし、消費者ニーズという観点から同じような製品が出来てしまうのも事実。

まして、大手企業のインターネット参画により、広告費を莫大に投下され、消費者の面着を増やすことが出来る商品が多く販売されているのも事実です。

そんな背景の中、中小企業は販売促進として、多くの広告費をかけることが出来ないがために、購入率を向上させるためにモンドセレクションの品評を付与することにより消費者への安心感と信頼性を強調するという考えにもなってきたのではないでしょうか?

今となっては、販売力のある企業も新製品が出るたびにモンドセレクションの申請を行っているという状況下でもあり、ますます企業としては販促努力を行う必要性が出てきたと思っています。

申請代行会社の設置

モンドセレクションは各国に公認のエージェントを配置しています。

■日本国内のエージェント

https://www.monde-selection.com/ja/agents-jp/

日本には、公認エージェントが9社あることがわかります。

代理店の役割として、モンドセレクションが定義している内容は以下となりますが、申請代行会社によってサービスは様々なようです。

・モンドセレクションの申込書の翻訳
・申請書類の記入
・必要な書類の翻訳(ラベル、製品説明、使用説明書)
・銀行振込みのお手伝い
・モンドセレクション事務局へのサンプル郵送の手配
・モンドセレクション主催アニュアル授賞式ご出席のためのヨーロッパまでの旅の手配
・宣伝戦略のアドバイスを提供

https://www.monde-selection.com/ja/agents-jp/

このような申請代行会社の存在により、日本国内での営業代行や、宣伝効果もあり、日本国内に普及をもたらす理由の一つなのではないでしょうか?

モンドセレクション申請代行会社一覧

  1. 株式会社ByThink
    コーポレートURL:https://bythink.co.jp/
    モンドセレクションサービスサイト:https://apply-monde.jp/
  2. 株式会社 Foods R&D
    サービスサイト:https://mondesupport.com/
  3. 一般社団法人 IQGA
    サービスサイト:https://www.iqga.jp/
  4. 一般社団法人日本代理店協会 – Japan Distributor Association
    HP:https://www.iqga.jp/

まとめ

いかがでしたでしょうか?

本記事は、モンドセレクションがなぜ日本に普及したのか?の見解をまとめさせていただきました。

企業は優れた品質や安全性を示すために受賞を目指し、信頼できる情報源としてモンドセレクションの評価を受けることで消費者に対しての積極的なアピールを行い自社製品の価値(ベネフィット)を生んでいきたいと考えているのだと思います。

ぜひ、一度申請のご検討を頂いてみてはいかがでしょうか?

>MONDESELECTION Lab.

MONDESELECTION Lab.

モンドセレクションは1961年度以降、ベルギーにて設立され約60年間品評会を行っています。 日本国内ではその認知も高まって参りましたが、まだまだ認知度は低く日本の製品のすばらしさを海外にアピールが出来る一つのツールとして我々は情報提供をし続けることをミッションとしています。
巷では広告費の大量投下を行う企業が販売力を持つ市場が出来上がっており、我々は疑問に感じています。本来いい製品が消費者に届く必要があると信じています。

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